さくらんぼ

庭のさくらんぼが真っ赤に実り。

どうやって知るのかわからないけれど。
ここぞとばかりに集まったのは、ヒヨドリとメジロたち。
朝もはよから、えらい数です。
外はまだ薄暗いってのに、大騒ぎしながら宴を開いています。


あー今年もこの季節が来たなぁ〜。
って思う反面。
ご馳走がせっかく実ったのに、このままじゃあらかた食べ尽くされちゃう。
黙って眠ってもいられないので。

布団から抜け出してハシゴをかけ。
木に登り。

せっせと収穫。

僕が近づくと。
鳥さんたちは、隣に生えてる梅の木と柿の木に止まって。
“福田にとられるーーー!!!”
って騒ぎたててる。


それを尻目に、なにくわぬ顔で。
時折、口いっぱいに頬張りながら。
せっせと収穫。






瑞々しさに溢れたさくらんぼたち。
朝日を浴びて、輝いています。

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つつかれたり、虫食いでないきれいなものだけを丹念に集めて。
ひとつひとつ種を除いて、その数は1500個を越え。
それでも、種を除けた重さ1.6キロ。

さらに、ちょっぴりのきび砂糖ともに煮詰めていくと。
すこぅしだけになってしまいました。


香りが生きてて。
酸味を感じたあとに、ほんのり甘さが広がる。
今年も、やさしい味のさくらんぼじゃむができました。

タケノコとかくれんぼ

孟宗竹のタケノコはもう終わってしまい、今はハチクの時期。
なので、タケノコの話はちょっと時期遅れです…。
が、書いておきたかったので。



タケノコ。
地面から顔を出して、数日経ったものがこの写真。

芽の部分が、緑色をしています。


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地面から生え出て、お日様を浴びると緑色になります。
それ以前、つまり地中にいるときは黄色。

そんなタケノコはやわらかく、えぐみも少ないためか上品な香りがするように感じます。
見た目も、とてもきれい。

この写真のなか。
そっと顔を出している芽、見えますか?

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そう、これこれ。

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あ、ここにも。
黄色い頭が顔を出しています。
ちょっとわかりにくいかな。

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ぐいっと顔を近づけてみると。

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では、この写真。

地中に完全に隠れています。
でも、頭をもたげる際に地面を押し上げるから起伏が感じられます。

右の、細い枯れ枝のあたり。

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ここをそうっと掘ると、ほら出てきた。
地面から顔を出そうと、頭で一生懸命に土を押し上げるせいで。
黄色の芽が、おじぎをしています。

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このあたりは、明らかに起伏がある。
どれ、ちょっと鍬をあててみるか。

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やっぱりいた。
力強い新芽。


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この写真のなか。
ちいさまお茶の若木の近く。
ここもあやしいな〜。

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よ〜しよし。

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こうして、地面に目を凝らして。
真剣に気持ちを注いで手に入れられるもの。
それが、地中に隠れた逸品たち。

みんな、黄金色をしています。

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さて、掘ったらすぐ茹でる。


皮のついたまま茹でると、内部に火が通りにくい。
かといって全部の皮を剥いて茹でると、表面に火が通りすぎる。


そこで、横面を包丁で削いで。
一本の切れ目を入れる。
そうすることで、アクが抜けやすい。
大事なのは、包丁の切れ味。

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羽がまに載せて、薪をくべる。
その合間に、ゆで具合を気にかけながらちょこちょこ手仕事。
たまぁに薪を追加して、3時間程度ぐらぐら。

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茹であがったら、外皮をはがして。
そら、かわいい顔が出てきた。

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ざっくり刻んで。

そのまま酢味噌で。
鶏肉と一緒に炊き込み。
あ、煮ものでもいいな。
おかずにするなら、きんぴらもいいな。


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この時間がやっぱりすきで。
めぐる季節が、待ち遠しいです。

雨の日。

しとしと降り続いてます。
家の横、新緑の草むら。

しっとりとぬれる、たんぽぽの綿毛。







イタドリ一年分。
水に浸けておいて、皮を剥いで。
塩漬けにして保存。

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あ、はたけのにんじんさん。

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かたちはぶかっこうでも。
香りはうんとあるんだぞ〜。
えっへん。

イノシシベーコン

昨年の12月に人生で初めて獲ったイノシシ。

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獲ってすぐのときは。
こうして丁寧にスライスして。

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炭火でじっくり焼いたり。
すき焼きにしたりしていただきました。






冷凍しておいたお肉の一部を、先日。
お料理じょうずなご婦人たちと一緒に、燻製にしました。
といっても、作って頂いたようなものでしたが…。。



これが、完成品。

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小高い丘の上から。

見下ろす土佐の海は今日も青く。
燻されたいい香りが、風に乗って流れて行きました。


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はる

空の。高い、高ーいところ。
一羽だけ。
くるりくるりと舞っていた。



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竹やぶと畑。
その境に、一本の桜。
おひさま浴びて、元気に咲いてた。

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畑のカブとダイコンの菜の花。
食べる分だけ摘んできて。
さっと湯を通して。

ほいっ。

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つくしもようけあった。
ひとつひとつ、ハカマをのけて。


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卵でとじて。
炒めあがって盛り付けてから、ピッとトンガラシ。

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そうそう、晴れもいいけど。
雨もいい。


我が家の庭から、向かい山を仰ぐ。

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あたたかな雨が、やっと降り始めた。
この季節が、どれだけ待ち遠しかったことか。



この春雨がたっぷり降ると。
川が増水する。
するとウナギは、もりもり餌を食べ始める。

もちろん、どこでもってわけではなく。
ハシリのウナギが釣れる場所は、限られてる。

水温と餌の変化に伴い、居場所を変えるウナギを追って。
今から10月まで、ウナギ釣りの季節は続く。



しっとりと降り続く雨の中。
日が明るいうちに、仕掛けをこさえる。
竿、針、ハリス、重り、糸のついたリール。

餌は、林道わきの落ち葉をはぐってミミズをとって。


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今日は外れかなぁ、なんて頭をよぎった一抹の不安。

そいつをすっとばす、この二匹。
ちいっとこまいけんど、初物だもの。


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きたよきたよ、この季節。
やっぱり春は、うれしいや。

ふくたけのこ

昨日は裏山へ。
右の肩にはとうぐわ担いで。
父と二人でタケノコ堀りに行った。



けんど先客がおった。
それが、イノシシたち。
四年前にはここらにはおらんかったけどなぁ。
あっちゅう間に増えて増えて。


かれらはタケノコが大好物で。
夜のうちに地面の下のものを食べてしまうもんだから。
そこらじゅう穴だらけになっとる。


ほんでも嘆いとってもしゃあないで、イノシシの目残しを探しては堀り。
また探しては、堀り。1時間と少しで20本ばかし確保。
まだ地面から頭が出てない、黄子と呼ぶものばかり。
これがまた、表面が金色に輝いとってきれいなんだな。


よっこいせっ、とタケノコたちを肩に担いで。
家へ持って帰ってきて。
ブロックを積んだ焚き場にハスリ(羽釜と似ているけれど、端がないもの)っていうでっかい釜に水を入れて。
下に薪をくべて、ゴンゴン炊いて。


火力が強いもんだから、すぅぐ湯が沸いてくる。
そうなる前に洗って泥を落として、表面を斜めに削ぎ切りしたタケノコを片っ端から放り込む。
斜めに表面を削ぐのは、湯が通り易くしてアクを抜けやすくするため。


茹でるといえば、父曰く。

“タケノコ堀りに行く時には、湯を沸かしてから山に行け”
って言うんだって。なにかの本で読んだって言ってたっけな。


まぁ、それっくらい。
掘ってすぐに茹でるのが、大事みたい。


どっちにしてもうちじゃあ、山から降りたらちゃっと茹でるんだけれども。
その茹でてるときの香りがたまんね。

お湯が沸騰しはじめると、釜の中からすんごくいい香りが生まれてくる。
そのうえ、あんまりにも火力が強いから。
湯がぐらぐら沸いてきて。
タケノコが釜の中で踊りはじめる。

それを見てるのもなんだか好きな時間で。
目の前では火がバチバチ音をたてて爆ぜながら燃えていて。
隣の鶏小屋では、牡蠣殻を金づちで叩いて細かく割る母がいる。

僕らが牡蠣の身を食べて、殻は鶏が食べて卵の殻となる。
いろんなところで、繋がる暮らし。



ひょいと見上げた頭のうえには、一羽のトンビがおった。
くるーり、くるーりと輪を描いて空を舞う。

気持ちよさそうだなぁと思いながら。
薪をふたつみっつ、火にくべた。

海と文旦と、居心地。


波が打ち寄せるとき。
ざざぁーって音とともに。

ぐぐぐ っと、盛り上がっていた。


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堤防の反対側。

こちらでも、波が砂浜に打ち寄せて。
また海へ還っていく。


友とふたり。
ただ黙って。
堤防の上から、眺めてた。


おやつに食べようと持ってきた、文旦ひとつ。
そっと置いてみた。

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この、だいすきな場所に。
共に来れたのはうれしかったな。


一杯のジンジャーミルクと、ゆったり過ごした時間。

そっと。
じんわり思い返すだろうな。
いつの日か、また。

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プロフィール

lifeofnature

Author:lifeofnature
福田安武、高知大学大学院にねんせい。

里山で育ち、いなかの知恵(イノシシ、自然薯、ウナギ・アユ・アマゴ漁、オオスズメバチの巣獲り…etc)を受け継ぎ成長。

いなかで育つうちに感じた、人のあたたかさ、佇まいや価値観の豊かさを大事にいきていたい。

魚を釣り、貝を採り、山菜を採り…自然に遊んでもらいながら生きる福田の暮らしを少しずつ綴るブログです。

著書:“これ、いなかからのお裾分けです。”

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