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猟を始めて、一年目。

以前のこと。
“きっと福ちゃんに合うと思うから、送るね”と、友人が届けてくれた本がある。
京都の大学に在籍しながら狩猟を始めた方の物語。

タイトルは、“僕は猟師になった”

食い入るように読んだ。
何度も、何度も。

いろんなことを感じ。
そして、ワナ猟のことをより詳しく学ぶことができた。



それまでの僕は。
地元の師匠がワナ猟をしていたこともあって。
猟に、興味はあった。
でも、自分でやろうとまでは思ってなかった。

ただ、知ってはいた。
野山を自由に駆け巡り、たくましく生きてるイノシシ。
そのイノシシを生きたまま捕まえ、血抜きして、きちんと内臓処理をした肉がとても美味しいことを。
(ただし、雌雄、時期、餌、生息地によって個体差があり、味が異なるけれども)

より詳しく学ぶにつれて。
タイミング、ってものが合ったのだと思う。
野性動物の本能と、猟師の技能。
その、せめぎあい。
そして、その恵みの美味しさ。
そこに、強い魅力を感じた。



野山の中に、自由に暮らす美味しい獲物がいて。
つかまえるには、本気で、知恵を絞って挑まなければならず。
それを為すには腕が要る。

つかまえたら目的は達成ではなくて、そこからが大きな勝負。
すぐ血抜きをして、冷やし、きちんと熟成させる。
それで初めて味が良くなる。
逆に言えば、猟自体の楽しみを優先してそこを怠ったら、獲物の味が落ちる。

より多く獲る技ではなく、美味しく頂く技といえばいいだろうか。
その技を身につけたら、友と美味しい時間を過ごすことができる。

僕も、そうなりたかった。
自分の中に、熱が生まれた。
動きたくなった。



ある猟師さんのもとに足を運ぶようになったのはその頃。
その技を、なんとかして自分のものにしたいという気持ち。
ずうずうしくも、強い気持ち。

こちらの熱意は激しかったものの。
まぁ見事にあては外れ。
しばらくは相手にしてもらえなかった。


それでも暇を見つけては根気よく通い続けて。
なんとか口説こうとしていた。

そして言われたのがこの言葉。


“免許をとってきたらおしえちゃらぁ”



“分かりました!!”
って返事して。
それから県庁の鳥獣対策課で試験の日時を調べ。
勉強して。
試験を受けて。
狩猟免許を取って。


“さぁ教えてください!!”
っとばかりに駆け込んでいったのがこの夏。





と、ここからの話しを書いてみたところ。
今までになく長い文章になった。

・猟師さんとのやりとり
・ワナの自作と失敗の連続
・裏山のイノシシにとことん避けられたこと
・カケスが騒いでいたあの朝のこと



これほど気持ちを注いで打ち込んだのは、人生で初めてだったのかもしれず。
悔しさや、情けなさや、不安だらけだった日々。

いろんな感情が湧き、思い入れも強く。
書いても書いてもことばが足らないように感じ。

結局、ことばたちを削ることにした。




12月2日
仕留め前 67kg(抜き)

PC024366_convert_20111202211151.jpg


熟成を終えたモモ肉
1871638_1437740445_140large.jpg*(ラップを新聞の上に引いてあります)。



宮崎県は石巻の猟師さん
愛知県は設楽町の猟師さん
高知県は室戸、安芸、香南、香北、大豊の猟師さんたち
徳島県は神山町の猟師さん
宮崎県は日之影、北方、宇納間の猟師さんたち
大分県は宇目の猟師さん

流れるように旅をさせて頂いていたなかで教わった技もあれば。
しつこいほどに通い詰めて、ものにさせて頂いた技もあり。


いろんな方々にお世話になり、受け継がせていただいたおかげで。
またひとつ新たな技を身につけることができそうです。
暮らしていくための技を。

暮らしながら、磨いていこう。
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おつかれさま

ツイッターの「ShimaDuHideto」です。

中々の重量級やね。すごい。
肉の色もきれい^^
今度来たらその時のことを教えてね(´∀`)

おめでとうございます!

おお、一年目での大物イノシシゲットおめでとうございます♪
すご~い!!

ちなみに私のブログリンク先の「豆狸さん」の記事を隅々まで読むと、驚くような事実に出会えますよ(笑)。

No title

たっくさん勉強させて頂いたおかげです。
ほんとうに、みなさんのおかげさまな一頭でした。
またぜひお伺いさせてください!

No title

じゃんさん

驚きました‥。。。
そうだったのですねー。
実はあのブログもいつも拝見させて頂いて、参考にさせて頂いたのですが、まさか‥。
ありがとうございます^^

はじめまして

知人からいただいて福田くんの本を読ませていただきました。

自分より一回りも若い世代の人があれだけの知恵と知識を子供の頃からの経験で自らのものにしているのに素直に驚き、羨ましく思いました。

「こんな若い人が猟を始めてくれたらいいのになあ」

と思っていた矢先、別の知人からこのブログの記事について教えてもらいました。

ほんとうに嬉しかったです。本を書いてよかったなあ、としみじみ思いました。

きれいなイノシシですね。おめでとうございます。

No title

京都の猟師さん

心から、うれしい気持ちでいます。
ほんとうに、ありがとうございます。

暮らしのご様子、楽しみに拝見させていただいています。
いろんな学びがそこにはあり。
わくわくします。
これからも、よろしくお願い致します。
プロフィール

atsutaya

Author:atsutaya




生粋の里山育ち。


*ククリワナ猟でイノシシやシカ。
*魚釣り、時に潜りとジゴク漁。
*貝にワカメにカニに山菜。
*秋はひたすらオオスズメバチ追い。

巡る季節のなか、自然に遊んでもらいながらも真剣に。
そんな日々の暮らしを綴るブログです。

著:(これ、いなかからのお裾分けです。)

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