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ふくたけのこ

昨日は裏山へ。
右の肩にはとうぐわ担いで。
父と二人でタケノコ堀りに行った。



けんど先客がおった。
それが、イノシシたち。
四年前にはここらにはおらんかったけどなぁ。
あっちゅう間に増えて増えて。


かれらはタケノコが大好物で。
夜のうちに地面の下のものを食べてしまうもんだから。
そこらじゅう穴だらけになっとる。


ほんでも嘆いとってもしゃあないで、イノシシの目残しを探しては堀り。
また探しては、堀り。1時間と少しで20本ばかし確保。
まだ地面から頭が出てない、黄子と呼ぶものばかり。
これがまた、表面が金色に輝いとってきれいなんだな。


よっこいせっ、とタケノコたちを肩に担いで。
家へ持って帰ってきて。
ブロックを積んだ焚き場にハスリ(羽釜と似ているけれど、端がないもの)っていうでっかい釜に水を入れて。
下に薪をくべて、ゴンゴン炊いて。


火力が強いもんだから、すぅぐ湯が沸いてくる。
そうなる前に洗って泥を落として、表面を斜めに削ぎ切りしたタケノコを片っ端から放り込む。
斜めに表面を削ぐのは、湯が通り易くしてアクを抜けやすくするため。


茹でるといえば、父曰く。

“タケノコ堀りに行く時には、湯を沸かしてから山に行け”
って言うんだって。なにかの本で読んだって言ってたっけな。


まぁ、それっくらい。
掘ってすぐに茹でるのが、大事みたい。


どっちにしてもうちじゃあ、山から降りたらちゃっと茹でるんだけれども。
その茹でてるときの香りがたまんね。

お湯が沸騰しはじめると、釜の中からすんごくいい香りが生まれてくる。
そのうえ、あんまりにも火力が強いから。
湯がぐらぐら沸いてきて。
タケノコが釜の中で踊りはじめる。

それを見てるのもなんだか好きな時間で。
目の前では火がバチバチ音をたてて爆ぜながら燃えていて。
隣の鶏小屋では、牡蠣殻を金づちで叩いて細かく割る母がいる。

僕らが牡蠣の身を食べて、殻は鶏が食べて卵の殻となる。
いろんなところで、繋がる暮らし。



ひょいと見上げた頭のうえには、一羽のトンビがおった。
くるーり、くるーりと輪を描いて空を舞う。

気持ちよさそうだなぁと思いながら。
薪をふたつみっつ、火にくべた。
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プロフィール

atsutaya

Author:atsutaya




生粋の里山育ち。


*ククリワナ猟でイノシシやシカ。
*魚釣り、時に潜りとジゴク漁。
*貝にワカメにカニに山菜。
*秋はひたすらオオスズメバチ追い。

巡る季節のなか、自然に遊んでもらいながらも真剣に。
そんな日々の暮らしを綴るブログです。

著:(これ、いなかからのお裾分けです。)

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