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ハチ

一昨日に魚をお裾分けした友達とその彼女さんが、稲荷寿司を手作りしてくれました。
これが、また美味しくって♪
心のこもった味においらは涙がちょちょぎれそうになりながら、美味しく頂きました。
なんだかやわらかな気持ちになりました~。


ありがとう。


さて、今日はお昼過ぎに大学から北に10kmほど行った里山へ行ってきました。
そこの村ではミツバチを飼育している方が数人いらっしゃります。
そのミツバチを襲うのが、オオスズメバチ。
蝗ウ1_convert_20090924224307

こんなでっかな巣を地面の中に作り、毎年刺されて亡くなる方もいるくらいの強い毒性を持ったハチ。
ちょっと手元にいい写真がないので、またハチ本体の画像は別の日記に載せます。

このハチの巣の傍に気づかずに近寄ってしまうと振動を察知して攻撃してくるため、農作業をしている方などが被害に遭い易いのが現状です。
実際に里山で暮らす人の近くにもごく普通にいるハチなのですが、巣が地中にあるために人目に気づかれ難いことが被害を拡大させていることにも繋がっているのではないでしょうか。

また、スズメバチと一口に言っても多くの種類があります。
庭木の中にはコガタスズメバチが巣を作ることが多く、軒下や家の屋根裏によく巣を拵えるのがキイロスズメバチ。
これらのスズメバチは巣が人目につくところに多いため、いないかで生きる方には認識されていますが、最も毒の強いのはオオスズメバチです。

彼らは昆虫を捕まえて巣の幼虫の餌にするため農家の方にとっては益虫でもあります。
しかし、民家の側に巣を拵えた場合などは適切な駆除をしないと、刺されどころによっては死に至ります。
目を刺されて失明した方もいます。
また、ショックで亡くなってしまう方もいるのが現実です。
僕自身、初めて刺されたときは意識を失ったほど…。

刺されないためには、まず巣に近寄らないこと。
次に、ハチを刺激しないこと。
まずこれが大事です。
刺された場合は、ドクダミを採ってその汁を傷に塗ると痛みが治まります。
これは、昔から受け継がれている知恵で、実際に効果があります。

このオオスズメバチ、前述のミツバチを飼っている方にしたら大事なハチミツを奪う憎っき敵でもあります。
かといって、何か対策をしてもハチミツを求めて襲ってくるので、オオスズメバチの巣を見つけ出して獲らない限りいつまでも襲われてしまいます。
しかし、巣を獲る技術というのは普通に里山で暮らす人にはなく、襲われるままの方も多くいらっしゃいます。

僕の地元では、というより私の父とその仲間はこのオオスズメバチを獲る文化を持っています。
私は幼稚園のころからこの知恵と技術を受け継ぎ、生きてきました。
オオスズメバチの巣を探し、巣を獲り、そしてその幼虫を佃煮にして食べ、成虫は焼酎に浸ける。
巣を獲るのは、これ以上ない程面白い。

佃煮は、うまい。


ハチって、虫です。
うわっ気持ち悪い!!
何も知らないとそう短絡的に考えてしまいがちです。
文化的背景を知ると何か見えてくるのではないでしょうか。

昔は、山の肉が少ない暮らしだった。
その中でハチの子は重要なタンパク源として珍重されてきました。
これほど食べ物が多くなった今でも食べ続けられているのは、味がいいからです。
しかし、需要に対して技術を持つ人の少なさから供給は全く間に合っていません。
というより、山で知恵を持って暮らす、極限られた人間だけが食べることができる貴重なものです。

成虫の焼酎浸けは、目に効くとされており非常に高価で取引されています。
しかし、これもほとんど流通はしていません。

僕が書くのは巣を獲る際は刺されないような知恵を駆使し、普通の人にとったら怖くて仕方がないスズメバチ相手に遊ぶ文化です。
これも、知恵があるからこそ。
普通にやったら無謀でしかないのですが、知恵があれば自然の脅威を凌駕できます。
それが受け継がれた知恵のすごいところ。

知恵がないと刺されてしまうし、怖いのですが知恵を使うことでその恐怖をスリルとして楽しめてしまいます。

僕や父やその仲間からしたら、いなかでものがない中で生み出された遊び。
しかし実はその技術はとてつもなく洗練されたもので、それを持つ人はほとんどいません。
そのため、この技術を買われて駆除を頼まれることもしばしばあります。

その道の洗練された技術を何か持っていると人の役に立つことができる。

今回も、ミツバチを飼っている方に頼まれて巣を探してきました。
今は地元に道具があるので、巣の駆除は来週になりそうです。
地元といえば私は高知の大学にいますが、出身は愛知の山の中です。

今日お会いしたおばあちゃんはとても喜んでくれました。
『これで来年もミツが収穫できる』、と。
亡くなったおじいさんが大事に育てていたミツバチを毎年オオスズメバチに襲われていたものの、手出しできずいたそうです。
困ったときは、ハチのことならお任せ下さいと伝えると、くしゃくしゃの笑顔で喜んでくれました。

お礼に、畑で育てている林檎を下さりました。
とっても色が濃くて、美味しそう。
P9241017_convert_20090924223449.jpg

もぎたてを齧らせてもらったら、みずみずしくて強い酸味。

そして甘さがジュワ~と口に広がって、本当に美味しかった。
御年68歳のおばあちゃん。

また一つ、大事な繋がりができました。

ハチの話しは長くなってしまうので、今日はここでおしまい。

おやすみなさい。
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プロフィール

atsutaya

Author:atsutaya




生粋の里山育ち。


*ククリワナ猟でイノシシやシカ。
*魚釣り、時に潜りとジゴク漁。
*貝にワカメにカニに山菜。
*秋はひたすらオオスズメバチ追い。

巡る季節のなか、自然に遊んでもらいながらも真剣に。
そんな日々の暮らしを綴るブログです。

著:(これ、いなかからのお裾分けです。)

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